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2022年 新しい仕事様式
新年明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
2022年の干支は壬寅・みずのえとらです。寅は勇猛果敢な動物のトラであり、決断力や才知、才覚の象徴であり、始まりの意味もあります。壬は五行の水と陰陽の兄であり、大河や大洋を意味し、全てを飲み込むような度量の大きな性質を表すと言われています。つまり大きな始まりの時であり決断が重要な年だと思われます。
コロナ危機もオミクロン株の蔓延で大きな波を迎えており、コロナ後はコロナ前の常識が通用しない新たな常識、生活様式、仕事様式に変わっていくことでしょう。今年はその大きな始まりの年であり、これからの時代をどう生きていくか、その選択、決断が不可欠になってきます。
その選択・決断のために必要なことは、第1に自己の存在意義をもう一度問い直すことです。企業でも組織でも誰かのため、社会のために価値あること・付加価値を提供しなければなりませんが、社会・経済環境が変われば当然その変化に適応していく必要があります。気候変動、脱炭素化、デジタル化等の変化に応じて、新たな社会的存在意義を考え直し、決断し実行していく必要があります。この場合多くの可能性、リスクをも検討していくことが大切です。
第2にこうしたことを単に表面的にとらえるのではなく、本質的抜本的に考えることが重要です。目標やそれに至る過程を本質的なレベルから考え直すことです。目標を細部まで認識し、そこに至る多様な道を一つ一つ検証し、常に本質から考え実行する習慣を身に着けることです。そうすれば業務に無駄が多いことに気づくでしょう。
第3にこれらは、一般的な考え方や、ネット情報から取り入れるのではなく自分で考える必要があります。受け売りではなく自分で自立的に考えていかないと、想定していないことが起こった場合対処できなくなります。また多様性の時代になり、生涯学習の時代になるため、自己の独自性、個性を十分に認識し、その独自性を伸ばすために研究し、進化していく方向性を決めることが重要になるからです。
第4に対面での業務、テレワークで行う業務を明確に区別していくことです。コロナにより人と人の接触を減らすため、テレワークが盛んになりましたが、効果的に業務ができたことも多かったのではないでしょうか。もちろん対面が必要な場合もありますが、信頼関係がある限り可能な限りテレワークを使えば、移動時間が減り、業務や言葉を工夫し簡潔にすれば大きな生産性の向上になることでしょう。
第5にデジタル化、仮想空間、AIと現実の区分を明確にすることが非常に重要です。ネット環境は便利で簡単に情報も取れますが、大きなリスクを伴います。何かを探すときや欲しいものを探すときに、AIは情報を提案しますがそれにばかり頼っていると、何を本当に自分が望んでいることかが分からなくなります。自分が意思決定したつもりでも実際にはAIの誘導で動いていただけで、AIに支配されているのかもしれません。
脱炭素化やデジタル化の波は人類がこれまで経験したことのない、文明の転換ともいえるような大きな変化です。新しい局面、変化に、好奇心をもって楽しみ挑戦しましょう。
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