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2012年12月22日~マヤ暦、太陽、iPS、経緯、簿記~ 2012年12月
浅 野 良 裕
2012年12月22日は、新しい太陽の時代の始まる日と言われています。一つの時代の終末でもあるため、今世界的に話題になっています。「2012」という映画が作られたように、欧米で大きな話題になり、中国ではこの騒動で最近逮捕者も出ているようですし、本家の中米では便乗した観光ブームも起きているようです。マヤ暦では365日の暦だけでなく、260日の暦もあり、マヤ文明は非常に高度な天文学を持っていたといわれています。260日周期は260=13×20であり、銀河と太陽の影響から魂の260の類型を表しています。365日周期が物理的なレベルであるのに対して、260日周期は人間の精神的、魂的な個性のレベルに影響しているといわれています。古代の人たちは天体の人生に与える影響を、暦や占星学として発展させてきました。帝王は、帝王にふさわしい日に生まれるために、「帝王切開」によって生まれてきたと言われています。太陽は、黒点周期の約11年おきに南北の磁極が変わります。最近このNとSが2極ではなく4極に分かれてきておりますが、この理由はよく分からず、また黒点活動の停滞や周期等太陽活動も変動期を迎えているようです。新しい太陽の時代が始まるのでしょうか?太陽が変われば太陽系全体に影響し、当然地球も変わってくるはずです。今、科学の世界ではiPS細胞だけでなく、ダーク物質、ダークエネルギー、ヒッグス粒子や、光速の変動、時空の変化等多くの課題、発見が続いています。これらも人類の新しい認識と存在の在り様への変革の一環かもしれません。iPS細胞ではリセットしての原点回帰からの復活でしたが、ヒッグス粒子、時空間、光速等、この世界の根本的な大元が問題になっています。これはより身近な経営や技術、経済の世界でも同じで、もう1度原点から考え直す必要がありそうです。「経緯」とはたて糸とよこ糸から来ており、物事のいきさつとかすじ道、秩序を立てて治めることを意味します。経度や緯度、経線と緯線もここから来ていますが、経営や経済と言われるように、経がつく字は多いのですが、緯の方はあまりありません。つまり今の文明は縦軸ばかりで、横軸が少なく、縦割り式、蛸壺式で、その弊害が、行政だけでなく企業や経済全般にわたって多くのところで顕在化しています。ゲーテは「複式簿記は人間精神の最も素晴らしい発明の一つ」と言いました。このコラムの最初は、複式簿記の本質から始めました。複式簿記は、複眼思考・水平思考であり、フローとストック、プロセスと結果を表し、時間と空間の関係であり、個々の取引・動きとその集計・全体像であり、過去と未来への視点・基盤でありました。この意味では複式簿記の活用・進化は、たて軸とよこ軸のバランスのとれた新しい秩序、プロセス、文明に貢献できるのかもしれません。12月21日は冬至であり、北半球では太陽は最も低い位置にありますが、冬の寒さの頂点はこのあとやってきます。同じように12月22日は一つの分岐点であり、本当の新しい時代はそのあとに続いてくるのかもしれません。
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