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2012年生命の輝きの復興~期待・習慣・常識を超える~ 2012年1月
浅 野 良 裕
新年明けましておめでとうございます。
今年は「壬」・「辰」(みずのえたつ)の年回りです。水と火(陽)・竜ですので、火と水、太陽と地球、天と地の対立と統合、そして竜は大きなエネルギーの変動を表しており、巨大な変革の年になりそうです。また数字で行くと「5」の年、数の中心であり、変革のサイクルのピークの年でもあります。現実の動きを観ていても、為替、金融、資源、軍事、政治、環境、気候変動、災害等世界中が課題の噴出に揺れ、大きな変容が予感されています。先進国から新興国、西洋から東洋への流れだけではなく、近代工業社会・文明自体が、新たな文明・文化への発展を求められています。印刷技術の発明が近代的な科学技術の発展へと道を開いたように、ITの普及は新たな知の創造・文明へと人類を進化させることでしょう。ITは膨大な知識へのアクセスを可能にしてきましたが、これらの知識を統合し使いこなすのは人間です。そのためには、現代の地球レベルでの課題解決を目標・使命に、使われていない95%の未知の潜在能力を開花させる必要があります。これまでの人類は、生きること、生存することが最大目標でした。そのために戦争をしたり、生活するために働いたりし、物質的には豊かなレベルに達してきました。これからは働くこと、生活すること、生きている全てが喜びに満ちた、生命が輝くような人生を送ることが目標になるのではないでしょうか?働くこと(生産生活)、日常の消費生活すべてにわたって楽しむためには、これまでの物質的豊かさ自体も、環境や健康に良いものへとレベルアップする必要があります。このためには科学・技術の更なる進化とともに、すべての人々が創造的で自然の本質に適った感性、理性、行動になる必要があります。こうした次元への生活(生命活動)のレベルアップのモデルになることが、世界でも最先端と言える物質的な豊かさを享受し、豊かな文化の歴史を持っている日本の、世界における役割ではないでしょうか。震災からの復興はこのような生命の輝き自体の復興になるよう、地域社会や年金、医療、経済、政治、科学・技術等々の再建の在り方が問われています。WHOは健康の定義を、「ただ単に病気や病弱でないだけでなく、肉体的、精神的(心)、霊的(魂)、社会的に完全に良好で活発な状態である」と言っています。つまり心も体も魂も、そして社会的生活においても楽しく幸福で生き生きした生命力あふれる状態です。最近は企業経営でも経営理念の重要性が指摘されますが、その中核は企業の社会的存在価値、ミッション=使命です。「使命」とは「命を使う」こと。生まれてきた本来の目的に命をささげることが最も生命を輝かせることかもしれません。個人も企業もその使命に目覚め、その生命を輝かせる時、仕事ではプロフェッショナルとして、お客様や自分、社会の期待以上の価値を生み出し、これまでの習慣を超えて、日々新たな創造と奇跡、感動を生み出し、社会の常識を超え、想定外・思いもよらない素晴らしい結果、目標を超えた成果を生み出すことでしょう。その時、仕事や生活全体がアートになり、文芸復興を超えた生命の復興=進化が成就することでありましょう。
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