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2020年未来への分岐点 進化か崩壊かの選択の時
2020年は庚子の年。庚は新しい形、世界が現れること。子ネズミは十二支の始まり。そして2020年は4の年です。4はこれまで見えなかった新しいもの・世界が表面に現れ、形になる年。したがってこれまでは変化の兆しだったものがはっきりと現実化してくる年です。
今年に入ってから中東戦争の危機、ゴーン逃亡劇、オーストラリアの終息の目途が立たない火災、フィリピンの火山噴火、武漢からの新型コロナウィルスの発生、英国王室の変容、ロシアの政変、記録的な暖冬等様々な出来事が続いています。転換期には過去のいろいろな問題が表面化し、多様な結果・現象が発生します。
これらのリスクを整理すると、一つは環境・災害の問題。これは非常事態宣言が出されダボス会議での主要議題になる等待ったなしの状況です。
二つ目は戦争の危機。中東だけでなく東アジアも含め、対立的な状況下では、偶発的な事件から大きな戦争に発展するリスクがあります。
三つ目は健康問題。変異するウィルスによる感染拡大だけでなく、原因不明の心身の病気が多発し、成人病と言われていたものが若年層にまで拡がってきています。
四つ目は経済恐慌。IMFが世界大恐慌の再来と言っているように、世界の債務は膨れ上がり、ファンドは大きな損失を抱え、それをFRBや国家によって支え先送りしているような状況です。
上記の一から三のうち、一つでも本格的に起きたら我々の生活や仕事は大きく破壊され、またそれが引き金になり世界大恐慌にまで発展することが予想されます。
あまり悲観的に考えたり、心配するだけではかえって有害ですが、少なくとも現状のリスク、課題は直視し、想定内にしておかないと、いざというときに動揺し、慌てふためいて適切な対応がとれなくなります。
時代の、文明の転換期には様々な危機的な出来事が起こり、大きな被害が出ます。これはこうした危機がないと、人々の意識が変わり社会が変わっていかないからでしょうが、今回のグローバル危機に対しては、危機が現実化する前に対策を取り変化していく必要があります。個人や企業も大きな課題や危機に直面し、それを克服することによって成長進化します。しかし成長するのではなく失敗や没落していく場合もあります。この分岐点が今年ではないでしょうか?
転換期に進化するためには、これまでと同じことをやっていてもうまくいきません。このためには「覚悟を決める」必要があります。人はなかなかこれまでの習慣や無意識的な固定観念から脱却できません。同じことをしていた方が楽ですし、居心地がいいからです。
変化する覚悟を決め、何が本質的で大切なものかを知り、不要なものを捨てていく時、これまでとは違う景色が見えてくるでしょう。新しい発想、直観も冴え、良い結果も生まれてくることでしょう。課題に対する態度・意識を変え、ピンチをチャンスに、課題を克服し進化の方向へ向かう時、新しい叡智と素晴らしい未来が来ることでしょう。
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