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2020年2月緊急事態と働き方改革
この1か月でコロナウィルスの脅威は大きく進展してしまいました。水際対策(?)は突破され、事態は新しい局面を迎えています。中国では武漢での封じ込めは十分ではなく全国へ、また全世界へ飛び火し、日本でも全国に広まってきています。人から人への感染はすでに昨年から分かっていたのに対策は後手後手に回り、いまだに感染の全貌はわかっていません。ダイヤモンドプリンセス乗員全員の検査も行われておらず、世界にまたこの国の危機管理能力の低さを露呈してしまいました。フクシマに続いてヨコハマが語り継がれるかもしれません。
海外ではクルーズ船は第2の武漢、感染源と呼ばれ、各国からチャーター機が東京へ来て、欧米では日本人も中国人と同じ扱いを受けつつある状況になっています。
検疫検査だけでなく、感染の恐れがある人の診察や治療をする医療機関の認知や整備が早急に必要な段階ですが、まだまだ政府の方針すら見えてきません。
医療機関は東日本大震災の後、災害対策時の対応策を準備しているところもありますが、目に見えない感染症対策はさらにハードルが高いものになりその準備が必要です。
そして問題はまた医療分野にとどまらず、人道面、差別、情報対策、経済面、社会・政治システム面等多岐にわたっており、総合的にも対応する必要があります。隔離、収容、治療と差別。適切で必要な情報とデマや誤った情報。パニック対策。経済面では観光業、交通、物流、部品調達だけでなく、累積的な経済活動の低下。人の動きの制約、停滞やイベント、会議の中止等々様々な影響への対策が求められます。
とっさの時にその人の本質が出るように、緊急時の危機の時に、基本的な仕事に対する姿勢、考え方、働き方が出てきます。したがって本来は平常時の働き方が重要です。
緊急時に要求される重要なことは、適切な判断とスピードです。適切な判断をするには時間がかかり、スピードとは両立しないと思われるかもしれませんがそうではありません。
確かに判断するための情報収集に時間はかかるかもしれませんが、いくら情報量が多くても混乱するだけで、最後は直観的な決断が必要です。
したがって直観的な判断、適切な判断には時間は関係ありません。むしろ無駄な考え、余分な情報、会議等を重ねるより、スピードを速く・早くするほど的確な判断ができるかもしれません。よくスポーツ選手とか芸術家等がゾーンに入るとか、天から降ってきたと言いますが、思ってもみなかった奇跡的なことが起きる可能性があります。
そのためには目標設定を明確にし、集中して考えたら、それを手放し、無意識・潜在意識の領域に任せることです。例えば時間を区切り数分間考えたら止めることです。潜在意識が活動し顕在意識の領域に浮かび上がるには、意識の状態が純粋でクリアであることが重要です。物事の本質を見て、固定観念から自由になり、自分の利害や立場、名誉等に引きずられないで、仕事習慣病(指示待ち、考えない、前例踏襲等)を克服することです。
そしてこれは平常時の働き方でも同じです。常に物事の本質をとらえ、固定観念を捨てていると、自由で創造的な働き方、大きな成果が得られることでしょう。この危機を試練ととらえ、立ち向かう時、危機は去り人類は新たなステージに立つのかもしれません。
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