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原子力と愛の爆弾
78年前の8月は、人類史上始めて広島、長崎で、戦争により原子爆弾が使われた時だった。その後水爆の発明・実験、米ソの核の均衡、原子力発電の実用化、そして原発の3度の大事故を経て、今また核兵器の現実的使用が懸念され、フクシマでの放射性廃棄物の処理が問題になっている。
原子力の実用化の理論的基礎を発見したアインシュタインは、原爆が使用されたことを悔い、人類の未来を危惧し、娘宛の最後の手紙を残したと言われている。以下その内容を記す。
相対性理論を世に出したときに、私を理解できた人はほとんどいませんでした。そして、これから私が人類に向けて明らかにすることも、この世界の誤解や偏見に阻まれるでしょう。
この手紙を守ってくれるようあなたに頼みます。私がこれから説明することを社会が受け入れられる程進化するまでの間、必要なら何十年もの間です。
科学では説明がつかない極めて強力なエネルギーが存在しています。それは、あらゆるものを包括、決定し、この宇宙で作用する様々な現象の奥に存在する力であり、それはまだ私たちが証明できないものです。その宇宙のエネルギーは「愛」です。
科学者たちが、宇宙における統一理論を発見しようとする中で、最も強力で目に見えないエネルギーを彼らは見過ごしていたのです。愛は光である。それを与え、受け取る人々を目覚めさせるもの。愛は引力である。なぜならそれらによって私たちは他者に惹きつけられる。愛は力である。私たちの最高の部分を何倍にもし、人類が持つ無計画な自己中心さによって、人類が滅亡するのを止めてくれる。愛はその姿を現し明らかにする。私たちは愛のために生き、そして死ぬのだ。愛は神であり、神は愛である。
このエネルギーは全てを説明し、人生を意味あるものにしてくれる。それは色々な形で現れ、私たちはあまりにも長い間見過ごしてきた。なぜなら私たちは愛を恐れているから。なぜなら、人類の意のままに動かすことを学べていない唯一のエネルギーだから。
愛を分かりやすく説明するために、私の有名な方程式を使ってみます。
E=mc2(エネルギーE=質量m×光速度cの2乗)の代わりに、愛×光速度の2乗がこの世界を癒すエネルギーであることを認めるならば、存在する最も強力なエネルギーは愛であるという結論に達します。なぜなら愛には限界がないからです。
人類が宇宙にあるエネルギーをきちんと使用し制御することに失敗して、それらが襲いかかったとき、緊急に他のエネルギーで自分たちを養う必要があります。
もし私たちが種として生き残りたいならば、もし私たちが人生に何か意味を見出すならば、もし私たちがこの世界とそこに住む全てのものを救いたいと願うならば、答えは愛しかないのです。
私たちはまだ愛の爆弾というものを作りだせないでしょう。それはこの地球を荒廃させる嫌悪、自分本位、利欲を打ち砕くのに十分な強力な装置のことです。
しかし、私たちそれぞれが自分の中に小さくても強力な愛の発生装置を持っているのです。そのエネルギーは解放されるのを待っています。
私たちがこの宇宙のエネルギーを与えたり受け取ったりするのを学ぶとき、愛するリーゼルよ、私たちは「愛は全てに打ち勝つ」と確信するでしょう。それはあらゆるものを超えるのです。なぜなら愛は人生の本質だから。
私は自分の心の中にあるものを表現できずにいたことを深く悔やんでいます。それはずっとあなたを想い静かに鼓動していました。たぶん謝るのが遅すぎるのかもしれませんね。でも、時間は相対的なものだからあなたにこれを伝えなければなりません。あなたを愛しています。あなたのお陰で私は究極の答えを見つけることができました。
あなたの父
アルベルト・アインシュタインより
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