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(1)単年度経営計画
中期経営計画が5年先という比較的遠い未来の目標を立てるのに対して、単年度経営計画は、1年間(12ヶ月間)という近い将来を対象としていることから、その内容は中期計画よりもより具体的で現実的なものになります。
したがって、現在の自社を取り巻く外部環境(市場や競合など)と現在の自社の能力(強み、弱み)から多面的に考え、中期経営計画をベースとしながらよりシビアで詳細な12ヶ月間の計画を立案する必要があります。
また、単年度経営計画では、中期計画に比べ数値計画の重要度が高まります。12ヶ月間の変動損益計算書、貸借対照表、キャッシュフロー計算書に関して、
(2)予算管理
経営計画は、それがどれほど素晴らしいものであっても、ただ作成しただけでは、「絵に書いた餅」になってしまいます。計画を本当に活用するためには、計画(予算)と実績を比較し、ズレを見極め修正していくプロセス、即ち予算管理が非常に重要です。
予算と実績を比較して、何が上手くいっていて、何が上手くいっていないのかを確認し、それぞれの原因を突き止めよい点に関しては、それをより促進するようなサポート体制を整え、悪い点に関しては、その解決策を考えて、すばやく実行するシステムを確立すること、そしてこれらのシステムを何度も繰り返すことによって、単年度経営計画は実現性が高まり、最終的には中期経営目標(ゴール)に近づいていくのです。
ただし、予算管理には大きな前提条件があります。それは、月次の財務諸表(貸借対照表、損益計算書、キャッシュフロー計算書)が、すばやく分かる体制が整えられていること、即ち、経理の自社処理(自計化)がなされているということです。
現在は変化のテンポが速い時代です。このような時代に、2~3ヶ月前の財務諸表を見ながら意思決定を行なうと、ズレが認識されず、誤った決定を下したり、対策が後手後手となってしまい、結局単年度経営計画は達成されず、当然、中期経営目標にも到達できなくなります。
したがって、当月の財務諸表は翌月10日までに出すということを目標として経理処理を行い、最新の経営数値を見ながら意思決定をしていくということが計画を進めていく上で非常に大きなポイントです。
当会計事務所では、この単年度経営計画をパソコンソフトを使って策定するサービスをご提供いたしております。また、計画策定後の予算管理サービス、さらにはMAS監査サービスも実施しています。
経営者の皆様(これから経営者になる皆様)、この機会にぜひ一度お考えください。より多くの経営者の皆様の正しい選択をお待ちしております。
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